2023.07.06
マレーシア|渡航情報(必要な渡航書類、航空券手配、MySejahteraアプリ登録、入国・検疫等の手続き手順)
マレーシアへの渡航に必要な手続きの手順
マレーシアへの渡航に際して必要となる渡航書類、航空券手配、MySejahtera登録等の手続き手順を纏めました。
弊社では一部の手続きをサポートしています。
◎ マレーシアの入国制限
マレーシア政府は2022年8月1日以降、さらなる入国制限の緩和 をすることを発表しました。
2022年8月1日以降、ワクチン接種状況に関わらず、出発前・到着時の検査 及び 入国時の隔離措置等が 撤廃・不要 となりました。
❶ 渡航書類・マレーシアビザの申請について
2022年8月1日以降、ワクチン接種有無にかかわらず、出発前・到着時検査 及び 入国後の隔離措置は撤廃 されました。
これにより、日本からマレーシアへの入国に関する条件は、概ね新型コロナウイルス発生以前の状態に戻りました。
マレーシア入国に際しては、有効な渡航書類 及び 査証(必要な場合)をご用意下さい。
マレーシア保健省(MYSAFE TRAVEL)|Travelling to Malaysia
マレーシア政府観光局(Malaysia Tourism Promotion Board)|Travel Alert(Key Information for Travelers to Malaysia)
マレーシアにおける日本国籍の方の無査証滞在について
入国制限撤廃に伴い、コロナ以前の入国条件が適用となります。
日本国籍の方は 90日以内の観光・商用目的は無査証での滞在が可能 となります。
日本国籍以外の方の入国査証取得について
2023年8月現在、以下に記載する国・地域の国籍の場合、事前に 入国査証(Entry Visa)の取得が必要となります。
マレーシア入国管理局(Immigration Department of Malaysia)|Visa Requirement by Country
マレーシアビザの申請について
マレーシアにて就労 または 機械設置や研修などで短期就労等該当する場合は、マレーシア出発前に 入国ビザ(Entry Visa)の取得が必要です。
就労目的・駐在者等で渡航する場合
就労目的 及び 駐在者等でマレーシアに入国する場合は、雇用パス(EP)・専門業務用訪問パス(PVP:プロフェッショナルビジットパス)の取得が必要です
就労・駐在者パスの種類(抜粋) | ||||
雇用パス Employment Pass(EP) |
マレーシアで就労するに当たり最も一般的なパスです 下記等の「マレーシアの雇用主」に雇用される管理職・専門職の外国人のためのパスとなります (最低月額給与等によってカテゴリーが1~3に分かれます) ・マレーシアで法人化された子会社 ・マレーシアで登記された外国企業支店 ・マレーシアの駐在員事務所 |
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サブカテゴリー | 最低月額給与 | 雇用期間 | 家族帯同・メイド雇用 | |
カテゴリーⅠ(EP1) | 10,000MYR以上 | 5年まで(更新可) | どちらも可 | |
カテゴリーⅡ(EP2) | 5,000~9,999MYR | 2年まで(更新可) | どちらも可 | |
カテゴリーⅢ(EP3) | 3,000~4,999MYR | 1年以下(更新は最高2回) | どちらも不可 | |
プロフェッショナル ビジットパス Professional Visit Pass(PVP) |
短期就労目的で外国人が取得するパスとなります マレーシア国外企業に籍を置いたままマレーシア国内で一時的に就労するためのパスとなります |
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レジデンス・パス Residence Pass(RP) |
既にマレーシアに長期在住している方が取得する就労パスです 主に国家重要経済分野に貢献する優秀な外国人材誘致を目的として導入されています 申請資格等の条件は上記2つよりも厳しいですが、レジデンスパス取得者は下記特典があります ・最長で10年間の就労・滞在が可能 ・パス更新不要で就労先の変更が可能 ・配偶者 及び 18歳未満の同伴家族も当該パスの申請可能 ・18歳以上の同伴家族、両親、義理の両親も5年間の滞在パス(Social Visit Pass)申請が可能 |
マレーシア・マイ・セカンドホーム(MM2H)パスについて
2021年8月11日にマレーシア内務省より、MM2H(パスの新規申請の再開に関する報道発表がありました。
全ての法制手続完了後、2021年10月よりマレーシア入国管理局(JIM)によって再開され、新規申請に対応する予定です。
詳細につきましては下記ウェブサイト等にてご確認下さい。
マレーシア内務省入国管理局|MyIMMs-e Services
在マレーシア日本国大使館|【新型コロナウイルス】マレーシア・マイ・セカンドホーム(MM2H)プログラムの再開、新規申請に関するマレーシア内務省発表内容(2021年8月13日)
❷ マレーシア行き航空券の手配
航空会社各社は、新型コロナウイルスの発生により、路線の減便等の措置を実施しています。
なお下記バナー(別ページ)に、日本主要都市⇔マレーシア間直行便のフライト運行状況についてご案内しております。
❸ 海外旅行保険の加入確認
- 2022年5月1日以降、新型コロナ感染症に対応した最低保証額 20,000USD 以上の医療保険の加入義務は廃止されました
国や地域によっては、突然事故に遭い、また病気や怪我をして病院に搬送されても、実費あるいは保険等による治療費の負担が保証されないと、診察や治療が受けられない(断られる)ことがあります。
また医療水準や衛生事情により、その国では必要な治療が受けられず、他国や日本への緊急移送が必要となる場合もあります。
新型コロナウイルスに感染した場合は、滞在国の規定にそった検査、隔離が必要になり費用は渡航者の負担になります。
保険に入っていないと、時には数千万円にものぼる高額な医療費・移送費を全て自己負担しなければなりませんので、万一に備え、十分な補償内容の海外旅行保険に加入しておくことを強くお勧めします。
なお、クレジットカードに付帯している保険では補償として決して十分ではない点にも留意が必要です。
https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html
❹ MySejahtera のインストール
新型コロナウイルス対策アプリ MySejahtera(マイセジャテラ)をダウンロードし、下記登録等を行います。
国内の一部施設では入店/入場時に提示を求められる場合がありますので、アプリのダウンロード・登録が推奨されております。
日本出発時やマレーシア入国時にアプリの提示は求められませんので、入国後の登録も可能です。
マレーシア保健省(Ministry of Health)|MySejahtera
- 2022年8月1日入国分より、MySejahteraアプリ内の Traveller's card の発行が 不要 となりました
(MySejahtera公式サイト|Fully Vaccinated Adult Travellers)
・ワクチン接種者はアプリ内にワクチン接種証明書のアップロード(推奨)
MySejahteraアプリのダウンロード
ダウンロードは下記リンクから可能です。
ワクチン接種証明書のアップロード(ワクチン接種者は推奨)
一部の店舗や施設、ホテル等入店時にワクチン接種履歴等を確認されることがございます。
(MySejahteraアプリ上のリスクステータスの提示が求められる場合があります)
※マレーシア内でワクチン接種証明書を使用する場面は、現在あまり想定されませんが、モール等によっては入場時にワクチン接種履歴等を確認されることもあるため、ワクチン接種済みの方は「ワクチン接種証明書の取り込み 及び 念のため紙での証明書持参」を強く推奨致します。(画面に「High Risk」「HSO」が表示されている場合は、入店・入館を断られる場合があります)
【参考】MySejahtera 登録方法(マレーシア政府観光局ホームページより)
ワクチン接種証明書の取り込みは、アプリの「Travellerアイコン」を通じてアップロード 及び 登録を完了してください。
(ワクチン接種証明書の取り込みは時間がかかりますので、時間に余裕をもって手続きをお願い致します)
❺ マレーシア入国手続 及び 滞在について
2022年8月1日以降、入国後の検査や隔離など強制的な規制は撤廃されました。
ただし、クアラルンプール国際空港等の入国地点においてサーマルスキャナー等で発熱が確認された場合等は、保健省から別途検査指示がなされる可能性があります。
入国審査等
入国・出国時の自動化ゲートの利用について
クアラルンプール国際空港での入国審査時に 自動化ゲート(Malaysia AutoGate Facilities for Foreigners)を利用できます。
ご利用にはオンライン登録(入国前に毎回必要)及び 有人の入国審査カウンターでの利用登録(初回入国時のみ)が必要です。
該当する方・自動化ゲートを利用した入国審査の手続方法については下記等をご参照下さい。
Malaysia Digital Arrival Card(MADC)ウェブサイト
マレーシア滞在中のご注意
マスク着用について
屋内も含め、基本的にマスク着用は任意です。
ただし、施設管理者は来客のマスク着用を自ら設定することができるとされていますので、施設により求められた場合は従う必要があります。
また屋内・屋外を問わず、混雑したショッピングモールやナイトマーケット滞在時、症状がある場合、ハイリスク者やハイリスク者と行動を共にする場合は、マスク着用が強く推奨されています。
なお、以下のケースにおいては引き続きマスク着用が義務付けられます。
・病院等の医療施設において患者と対面での接触がある場合、または患者の処置を行う場合
マレーシア滞在中に陽性となった場合
マレーシア滞在中に新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けた場合、原則として 5日間の隔離 となります。
6日目に検査なく隔離終了となりますが、終了後も10日目までは以下の措置が推奨されています。
※ 濃厚接触者については、症状がない場合はワクチンステータスに関係なく隔離 及び 検査は不要
症状がある場合は、病状当日の自己検査が推奨され、検査結果が陰性の場合は通常通りの屋外活動が可能
❻ 日本到着時の手順:水際対策、入国制限、査証・在留資格、Visit Japan Web等手続き
日本への入国・帰国に際して必要となる書類と手続き手順を纏めました。
弊社では一部の手続きをサポートしています。