2025.05.07
インド|パキスタンへの軍事攻撃に伴う航空便への影響
当地報道によると、2025年5月7日未明、インドがパキスタンの実効支配地域を含む複数の箇所を空爆し、複数の死傷者がでていると報じています。これに伴い、インド北部へのフライト運航に影響が出ております。
今後インド-パキスタン間の緊張がエスカレートする恐れもあります。
しばらくの間、報道等から最新の情報を入手するとともに、安全の確保に十分ご留意くださいませ。
● 海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/
● 在インド日本国大使館ウェブサイト
https://www.in.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
● 在パキスタン日本国大使館ウェブサイト
https://www.pk.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
現地の情勢 及び 当局の指示等により、下記情報は予告無く変更となる場合があります
各当局や報道等において、最新の情報をご確認いただきますようお願いいたします
- ジャンムー(Jammu)
- シュリーナガル(Srinagar)
- レー(Leh)
- ジョードプル(Jodhpur)
- アムリトサル(Amritsar)
- パタンコート(Pathankot)
- ジャイサルメール(Jaisalmer)
- バティンダ(Bhatinda)
- チャンディーガル(Chandigarh)
- パティヤーラー(Patiala)
- クール(Kullu)
- ビカネール(Bikaner)
フライトへの影響について(5/7更新)
ご利用の際は、最新の運航情報を各航空会社 または 空港ウェブサイト等にてご確認くださいますようお願い致します。
なお、日本⇔インド(デリー、ベンガルール、ムンバイ)間の国際線運航につきましては、現在通常どおり運行しています。
インド国内線:各航空会社の運航状況
最新の運行状況は、各航空会社ウェブサイトにてご確認ください。
エアーインディア(AI)
現在の情勢を踏まえ、5月10日(土)午前5時29分(インド標準時)まで、以下の空港を発着する フライトが運休 となります。
・ジャンムー(Jammu)
・シュリーナガル(Srinagar)
・レー(Leh)
・ジョードプル(Jodhpur)
・アムリトサル(Amritsar)
・ブージ(Bhuj)
・ジャムナガル(Jamnagar)
・チャンディーガル(Chandigarh)
・ラージコート(Rajkot)
IndiGo(6E)
現在の情勢を踏まえ、5月10日(土)午前5時29分(インド標準時)まで、以下の空港を発着する フライトが運休 となります。
ご利用予定の場合は、ご自身のフライトステータスをご確認頂きますようお願いいたします。
・ジャンムー(Jammu)
・シュリーナガル(Srinagar)
・レー(Leh)
・アムリトサル(Amritsar)
・チャンディーガル(Chandigarh)
・ダラムシャーラー(Dharamshala)
・ビカネール(Bikaner)
・ジョードプル(Jodhpur)
・グワーリヤル(Gwalior)
・キシャンガル(Kishangarh)
・ラージコート(Rajkot)
スパイスジェット(SG)
現在の情勢を受け、2025年5月7日の以下の空港を発着する フライトが運休 となります。
ご利用予定の場合は、旅程をご検討の上、フライトステータスをご確認くださいますようお願いいたします。
・カングラ(Kangra)
・カンドラ(Kandla)
・レー(Leh)
・ジャンムー(Jammu)
・シュリーナガル(Srinagar)
・アムリトサル(Amritsar)
その他航空会社の運航状況等
カタール航空は、パキスタンの空域封鎖に伴い、パキスタンへのフライトを一時運休としています。
また、エールフランスやルフトハンザドイツ航空、大韓航空につきましても、パキスタン領空を回避して運行するとしています。
Qatar Airways has temporarily suspended flights to Pakistan due to Pakistani airspace closure. The airline is closely monitoring the situation and will continue to prioritise the safety of its passengers and crew.
— Qatar Airways (@qatarairways) May 6, 2025
Passengers are advised to check the latest flight information on…
インド-パキスタン間の緊張の高まりに関する注意喚起等
5/7(水)更新
インド外務省はインド軍とともに、本日未明のパキスタンに対する軍事攻撃に関するブリーフィングを実施したところ、そのポイントは以下のとおりです。
- パハルガムにおけるテロ事件の背景(犯人の動機(カシミール平常化の妨害)、犯行組織の詳細、犠牲者のほとんどが家族の目の前で頭を撃たれた点等)に触れ、事件後にパキスタンから適切な対応が取られなかったため、軍事攻撃に踏み切った。
- 5月7日午前1時5分から1時半まで、インド軍はパキスタン 及び パキスタン側カシミールに所在する9つのテロ関連施設を攻撃。これらの施設はテロリストの訓練施設・出撃拠点であり、印パ国際国境及び管理ライン(LOC)に近接する場所に位置。
- 陸軍及び空軍から、攻撃目標となった9つのテロ関連施設の詳細(どの組織の拠点でどのテロ事件の犯人が訓練されていたか等)を画像と共に説明し、攻撃は特定のテロリスト関連施設を狙ったもの、パキスタン軍の施設を攻撃していない、民間人の被害は確認されていない。
- インドは、パキスタンが誤った行動をとれば、断固対応する、また、情勢は引き続き展開中につき、改めてブリーフィングの機会を設ける。
パキスタン航空当局によれば、インドによる空爆を受け、少なくとも48時間にわたりパキスタン空域を閉鎖する旨発表しました。
また、パキスタン航空によると、本7日未明より航空便の運航は中止しており、その他の航空会社についても、 予約客に対し個別に連絡をとっているとの情報がございます。
2025年4月22日、インド北部ジャンム・カシミール準州のパハルガム(Pahalgam)近郊で、外国人観光客を含む民間人に対する銃撃により、少なくとも26名死亡するテロ事案が発生しました。パキスタンを拠点とするイスラム過激派ラシュカレ・タイバ(LeT)の分派組織とみられる抵抗戦線(TRF)が関与したと報じられています。
インド国防省は、インドに対するテロ攻撃の計画が進められていた少なくとも9カ所のテロ拠点を攻撃した旨発表しています。また、報道によれば、インドが5月7日未明、パキスタン支配地域を空爆し、複数名の死傷者がでていることをパキスタン治安当局者が明らかにした旨、報じています。
在留邦人の皆さまにおかれましては、報道等において最新の情報を入手していただくよう十分心がけてください。