2026.08.25
ベトナム|台風による北部地域への大雨・洪水等の影響について(8/25更新)

ベトナム北部のクアンニン省・ハイフォン市周辺で、台風(ベトナム気象当局の呼称:Bão số 4/国際名ナーラ〈Narra〉)がトンキン湾(北部湾)上で複雑な進路を取りながら停滞状態を続けており、記録的な大雨による洪水・土砂災害が広がっています。
台風本体の勢力はやや弱まり、8月25日昼以降は内陸部への影響が縮小する見通しですが、ランソン省・バクニン省などでは河川の水位が警戒レベル3(最高水準)に達しており、浸水・河川氾濫のリスクが継続しています。
北部(クアンニン省、ハイフォン市、ランソン省、バクニン省、ハノイ市、タインホア省、ゲアン省など)へ渡航・滞在を予定されている方は、フェリーや観光船・ロープウェイの運休、道路の冠水・土砂災害による交通の乱れにご注意いただき、渡航前に最新の気象・交通情報をご確認ください。
ベトナム気象水文予報センター(NCHMF)|緊急暴風雨警報(ベトナム語)
- クアンニン省・ハイフォン市・ランソン省を中心に8月21日夜〜24日朝までの積算降雨量は150〜380mm、一部地域では400mmを超え、クアンニン省ホンハーで550mm、ランソン省マウソンで544mm、ハイフォン市カットバーで414mmを記録したと現地報道が伝えています
- ハイフォン市民間防衛指揮部は8月22日朝から観光船・漁船の出港を禁止し、カットバー島へのフェリー(ドンバイ〜カイヴィエン間)とロープウェイの運航を一時停止したと現地報道が伝えています
- ベトナム堤防管理・防災局の8月24日17時時点の集計によると、この台風と大雨によりランソン省で死者2人(土砂崩れ1人、増水による流出1人)、クアンニン省で負傷者1人、浸水家屋4,889棟、孤立世帯7,113世帯が発生し、6,968世帯が安全な場所へ避難したとされています
ハイフォン等へ渡航・滞在される方への注意喚起
25日昼以降は天候の回復が見込まれるものの、河川の増水・道路の冠水・土砂災害は引き続き発生する可能性があります。
ハイフォン市およびクアンニン省(ハロン湾)方面への渡航を予定されている方は、フェリー・観光船・ロープウェイの運航状況を出発前に必ずご確認ください。
運航停止措置は25日朝時点でも継続しているとみられ、カットバー島やハロン湾クルーズなど海上を伴う行程は、当日でも運休となる可能性があります。また、空港をご利用の方は、視界不良や雷雨により発着に遅延が生じる場合がありますので、フライト状況の確認と余裕をもった空港へご移動ください。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 影響を受ける空港 | ・ヴァンドン空港(クアンニン省) ・カットビー空港(ハイフォン市) ・ノイバイ国際空港(ハノイ市) ベトナム航空管制公社(VATM)は8月22日以降、台風の外縁にともなう積乱雲や雷雨により、これら3空港で視程が1.5〜4km程度まで低下する可能性があるとして、運航への警戒を呼びかけています。25日朝時点でも公式な空港閉鎖の発表は確認されていませんが、天候急変により発着に影響が出る可能性があります。 |
| その他の交通機関 | フェリー・ロープウェイ: 現地報道によると、ハイフォン市民間防衛指揮部の指示により、ドンバイ〜カイヴィエン間フェリー(カットバー島アクセス)およびカットバー島のロープウェイが8月22日朝から一時運休となりました。この禁止措置は「台風の最終情報が出るまで、または市の新たな指示があるまで」継続する方針とされており、25日朝時点で解除の発表は確認できていません。渡航予定の方は最新の運航状況を運営会社に直接ご確認ください。 観光船: 現地報道によると、ハロン湾(クアンニン省)、ランハ湾(ハイフォン市)の観光船事業者は避難泊地へ移動し、運航を一時停止しました。 観光地: 現地報道によると、ニンビン省観光局の発表として、チャンアン観光エリアが8月23日から一時営業を停止しています。 鉄道: ベトナム鉄道当局が運休を含む対応方針を準備中と報じられていますが、25日時点で具体的な運休区間を確認できる公式発表は見つかっていません。 |

免責事項および注意喚起
本記事に記載の情報は、記載時点(2026年8月25日午前9時頃)における公開情報に基づいています。台風の進路・強度、大雨の状況、交通機関の運休・再開状況は今後も変化する可能性があります。
- 渡航前に必ずベトナム気象水文予報センター(NCHMF)、ご利用予定の航空会社・フェリー会社・現地観光当局の公式サイトで最新情報をご確認ください。
- フェリー・ロープウェイ・観光船・観光地の運休情報は、現地当局自身の公式発表文書ではなく、当局発表を引用した現地報道に基づいています。運航再開のタイミングは記事作成時点より早まっている可能性があります。
- 台風の進路や天候の回復状況によっては、運休中の交通機関が予告なく運航を再開、あるいは新たに運休となる場合があります。実際の運航状況は渡航先・時期によって異なります。
- 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、記事内容に基づいて生じた旅行上の損害・不利益、交通機関の運休・遅延等について、当サイトは一切の責任を負いません。

