2024.04.15
タイ|渡航情報・旅行の準備ガイド(必要な渡航書類、ビザ申請、航空券手配、入国・検疫等の手順)
タイへの渡航に必要な手続きの手順
タイへの渡航に際して必要となる書類・手続やビザ申請、航空券手配、入国手順等の情報をまとめました。
弊社では一部の手続きをサポートしています。
タイの入国制限
2022年9月23日、新型コロナウイルス状況管理センター(CCSA)は 2022年9月30日をもって非常事態宣言の終了を発表しました。
それに伴い2022年10月1日以降、新型コロナウイルスを「危険な感染症」から「監視が必要な感染症」に警戒レベルを引き下げ、非常事態宣言に基づく規制措置 及び 入国制限措置は解除 されました。
タイ国政府観光庁(TAT News)|Thailand fully reopens from 1 October 2022
❶ 渡航書類の準備・タイビザの申請
2022年10月1日より、これまでタイへの渡航者に適用されていた新型コロナウイルスに関する水際措置は撤廃 されました。
タイ入国に際しては、有効な渡航書類 及び 査証(必要な場合)をご用意下さい。
在東京タイ王国大使館(Royal Thai Embassy, Tokyo)|2023年3月1日以降にタイ渡航予定のタイ国籍を有しない方の入国手順
タイにおける日本国籍の方の無査証滞在について
入国制限撤廃に伴い、コロナ以前の入国条件が適用となります。
日本国籍以外の方の査証免除対象国、査証免除スキーム・二国間協定対象国等につきましては、在東京タイ王国大使館ホームページ等にてご確認下さい。
30日以内の商用目的で無査証での滞在を希望する場合、タイ側の会社(商談先を含む)からの招聘状、証明書、会合・商談予約書等の 商用目的を証明できる書類 を入国審査時に提示する必要があります
※ 30日以内の滞在であっても、以下の目的の場合は査証取得が必要です
・駐在/現地採用で就労する
・教師として就労する
・タイの会社でインターンシップを行う
・イベントやコンサートに出演するアーティスト
・映画、ドラマ、テレビ撮影等に参加する出演者 及び 撮影スタッフ
・記者や報道関係者
商用目的での入国に対する一時的査証免除(2024年1月1日~2026年12月31日)
2023年12月12日、タイ政府は日本国籍の方が ビジネス目的での30日以内の短期滞在 での入国に対し、2024年1月1日~2026年12月31日までの間、条件付きで 一時的に商用査証の取得を免除 することを承認しました。
上記期間中、商用目的において従来必要とされていた短期商用査証(ノンイミグラントビザ-B)の取得は免除されます。
ただし、商用査証免除は入国時にタイ側の会社(商談先も含む)からの招聘状(Invitation Letter)、証明書(Certification Letter)、会合・商談予約書(Appointment Letter)等の 商用目的を証明できる書類 を入国審査時に提示する必要があります。
在東京タイ王国大使館|日本国籍の30日以内滞在の商用ビザ免除について
商用目的を証明できる書類提示ができない場合、商用査証適用外 または 入国拒否 となる場合があります
また以前の渡航で入国管理局の判断により、入国時に適切な査証取得を求められている場合は、必ず査証取得が必要です
観光目的での入国に対する査証免除
日本国籍で一般旅券を保持している方は、観光を目的とする30日以内の滞在 であれば査証免除でタイへの渡航が可能です。
その他の査証免除対象国については、下記にてご確認下さい。
なお、観光査証免除国以外の国籍の方 または 観光査証免除国の国籍であっても、許可された期間以上タイに滞在を予定している場合は査証取得が必要となります。
在京タイ王国大使館(Royal Thai Embassy, Tokyo)|ビザ免除について
入国時に押印される入国スタンプの滞在可能期間をご確認頂きますようお願い致します
なお2023年4月1日以降、日本を含む査証免除国・地域からタイに入国する渡航者の滞在可能期間は
45日 → 元々の30日に変更となりました(一時的な滞在期間延長は終了しました)
タイ政府は2024年3月1日より、タイと中国において相互査証免除となると発表しました
中国国籍の方は、2月29日まで時限的に観光査証免除となっていますが、3月1日以降は恒久的な免除措置が適用されます
(タイ首相府広報局(PRD)|Airport of Thailand Prepared to Thailand-China of Visa-Free)
観光促進のための一時的な査証免除措置対象国について
タイ政府はカザフスタン、ロシア、台湾、インドのそれぞれのパスポート所持者に対し、観光促進を目的とした観光査証免除措置を期間限定で実施しています。なお、対象国籍により免除措置実施期間が異なりますのでご注意ください。
タイ王国政府観光庁(TAT News)|Thailand expands visa-free access for tourists from China and Kazakhstan
タイ王国政府観光庁(TAT News)|Thailand waives tourist visas for russia, India and Taiwan
タイ査証申請について
タイ入国に際しては渡航目的に応じて、有効な査証(ビザ)または 再入国許可証(Re-Entry Permit)が必要です。
有効な査証・再入国許可証をお持ちでない場合は、タイ王国大使館・総領事館にて査証の申請・取得が必要となります。
主なタイ査証の種類
❷ タイ行き航空券の手配
各種情勢により航空会社の運行計画・路線運行に影響が出る恐れがございます。
また各航空会社ともに時刻表掲載のスケジュール 及び 機種・機材については、予告無しに変更されることがございます。
下記バナー(各航空会社の運行状況)より、日本-タイ間のフライト運行状況についてご案内しております。
❸ 海外旅行保険の加入確認
国や地域によっては、突然事故に遭い、また病気や怪我をして病院に搬送されても、実費あるいは保険等による治療費の負担が保証されないと、診察や治療が受けられない(断られる)ことがあります。
また医療水準や衛生事情により、その国では必要な治療が受けられず、他国や日本への緊急移送が必要となる場合もあります。
新型コロナウイルスに感染した場合は、滞在国の規定にそった検査、隔離が必要になり費用は渡航者の負担になります。
保険に入っていないと、時には数千万円にものぼる高額な医療費・移送費を全て自己負担しなければなりませんので、万一に備え、十分な補償内容の海外旅行保険に加入しておくことを強くお勧めします。
なお、クレジットカードに付帯している保険では補償として決して十分ではない点にも留意が必要です。
❹ タイ入国手続 及び 滞在について
入国後の隔離措置 及び 検査義務はございません。
空港到着後、案内に従い入国審査場にお進みください。
黄熱予防接種証明書(イエローカード)について
タイは黄熱に関する危険のある国ではありませんので、黄熱(Yellow Fever)の予防接種は推奨されていませんが、黄熱に感染する危険のある国から来る生後9か月以上の渡航者 は 黄熱予防接種証明書(イエローカード)が要求されています。
なお、乗り継ぎのために黄熱に感染する危険のある国の空港に 12時間以上 滞在した渡航者も黄熱予防接種証明書が必要です。
米国疾病予防管理センター(CDC)|Thailand - Travel Health Notices
入国審査【Immigration】
入国審査官にパスポート・搭乗券、必要書類等をご提示下さい。
(場合により帰国・第三国行きの航空券や十分な滞在費の証明を求められる場合がございます)
押印された入国スタンプに、記載漏れや誤記の有無と併せて滞在可能日数に間違いがないか必ずご確認下さい
特に査証を取得して入国する際において、入国審査官が無査証による入国と勘違いして滞在許可を出した場合、その場で申し出て訂正を受けておかないと、後日訂正のための煩雑な手続きが発生します
入国審査場等の混雑状況について
スワンナプーム国際空港は近年の観光客増加に伴い、フライト混雑時間帯(夕方・深夜等)は出入国審査場が非常に混雑します。
入国審査場手前のデジタルサイネージにて、入国審査場等のリアルタイムでの混雑状況、待ち人数、予想される所要時間を確認することができますので、適宜ご確認下さい。
SAWASDEE by AOTアプリは、2024年3月13日現在内容がリニューアルされております
サービス提供内容等現在確認中です
サテライトターミナル(SAT-1)➡ メインターミナルへの移動について
2023年9月28日より、サテライトターミナル(SAT-1)の運用が開始されております。
それに伴い、タイ国際航空、タイエアアジアX、タイ・ベトジェットエア等の一部フライトはサテライトターミナル(ゲート番号:S101~S128)での発着となります。
サテライトターミナルにご到着の場合は、APM(全自動無人運転車両)を利用し、メインターミナルにご移動下さい。
なお、ご到着・ご出発の移動の流れについては、下記動画等をご参照ください。
タイ国政府観光庁(TAT News)|Suvarnabhumi Airport to open new SAT-1 terminal on 28 September 2023
タイ出入国カード(空路入国の場合は現在提出不要)
空路入国者の出入国カード(TM.6)提出は、2022年7月2日以降提出不要 となりました。
なお、陸路 及び 海路(一部チェックポイントを除く)での入国の場合は引き続き入国カード(TM.6)の提出が必要です。
2024年4月15日~10月15日までの間、指定16か所の陸路・海路国境での出入国カード(TM.6)の提出が不要となります
この提出不要措置は、陸路と海路での入国プロセスの混雑緩和を目的としています。
(タイ国政府観光庁(TAT News)|Thailand Suspends Filing of TM6 Immigration Form for Land and Sea Arrivals)
税関申告【Customs】
手荷物受取所で荷物引取後に税関申告を行います。
持ち込み荷物が免税範囲を超えず、輸入規制・禁止・制限されている物品を持ち込まない場合は、グリーンライン(Nothing to Declare)にお進み下さい。
タイ税関(Thai Customs)|Guidelines for Airport Passengers
タイ入国に際しての税関・動植物検疫の注意事項
【重要】加熱式たばこ・電子たばこ等の持ち込み禁止について
2014年12月27日以降、電子たばこ禁止条例がタイ商務省から発令されています。
これにはIQOS(アイコス)をはじめとする加熱式たばこも含まれます。
加熱式たばこ・電子たばこを持ち込んだ場合、最高で10年の懲役 または 50万バーツの罰金 が科せられる恐れがあります。
タイ国政府観光庁日本事務所(Amazing Thailand)|電子たばこ・加熱式たばこ(アイコス等)の持ち込みについて
【重要】タイへの持ち込みが禁止・規制されている品物
以下に記載するものはタイへの持ち込みが禁止 及び 制限されています。
禁止・規制品の詳細はタイ王国税関ウェブサイト等にてご確認下さい。
タイへの現金・有価証券等の持ち込み/持ち出しについて
タイ入国に際し、15,000USD相当額以上の外貨の持ち込み・持ち出し は税関への申告が必要です。
450,000バーツを超えるタイ通貨または無記名の譲渡可能証券の持ち込み・持ち出しについても税関申告が必要となります。
※ 持ち出しについては、50,000バーツを超える場合はタイ中央銀行の許可が必要です
申告するものが無い方(免税範囲内の携帯品しか持たない入国者)
タイ入国時の携帯品が、下記に記載する 免税範囲内で申告するものがない方は 税関検査場で「税関申告なし(Nothing to Declare)」と書かれたレーン を通過 することができます。
申告するものがない方は、税関申告書等の記入・提出は不要です。
持ち込みが禁止されている物品や、より詳しい情報につきましてはタイ王国税関ウェブサイト等にてご確認下さい。
タイ税関(Thai Customs)|Guidelines for Airport Passengers
申告するものがある方(免税範囲を超過・検疫対象となる物品等をお持ちの入国者)
以下をお持ちの方は、税関検査場で 税関申告あり(Goods to Declare) と表示されたカウンターへお進み下さい。
持ち込み規制品の持ち込みについては関連当局の許可等が必要です。
詳しくはタイ王国税関等にお問い合わせ下さい。
タイ税関(Thai Customs)|Restricted and Prohibited Items
免税範囲を超えたたばこ・酒類の持ち込みは 没収 及び 罰金の対象となります
一人が他の人の分もまとめて免税範囲を超える量を所持していた場合も、預かっていた人が没収・罰金の対象となります
(規定量を超えるたばこ所持は、1カートン当たり約4,785バーツの罰金が科されます)
- 上述の免税範囲に適用しない物品
- 禁止品・規制品
タイ滞在中の防疫措置について
2022年6月23日以降、非常事態令で定められたマスク着用義務について、本規定が撤廃され、マスク着用は任意となります。
ただし、下記に該当する場合はマスク着用 または 着用推奨されています。
❺ バンコク・スワンナプーム国際空港での乗り継ぎについて
2022年10月1日より、バンコク・スワンナプーム国際空港を経由して目的地へ向かう乗り継ぎについての制限は撤廃されました。
なお、スワンナプーム国際空港でのお乗り継ぎの際は最終目的地の入国条件を満たしている必要がございますので、必要書類等をご確認下さい。
タイ空港公社(AOT)|Suvarnabhumi Airport
❻ 日本入国・帰国時の手順
日本への入国・帰国に際して必要となる書類と手続き手順を纏めました。
弊社では一部の手続きをサポートしています。